さてさて、私は、既に70歳を超え、遂にと申しますか、当然と申しますか、残りわずか1年で「後期高齢者」の仲間入りをする時がやって来ました。でも、精神的には20歳代の血気盛んな青年を標榜しております。そして、「年寄りの冷や水」、「老いては子に、そして、孫に従え」、という格言に正面から反発し、「正月は冥土の道の一里塚、正月なんてちっともお目出度くない」、とヘソを曲げたり、時には「美術館、博物館巡り」や「自分を知るための社会学入門」〔中央公論新社 本体1500円〕、という本を読み、一方では「ゆる妖怪カタログ」〔河出書房新社 本体1600円〕と言う訳の分らない本を見てと、一応、素直に、そして無手勝流に興味を持ちながら、トンチンカン、かつアンポンタンな毎日を送っています。それでは、いつものように始まり、始まり~っ。
最近読んだ本、見た本の紹介(表紙の部分)
昨年、とあることから、(『ふとしたことから』の方が正しい表現かも知れません)東北大学の先生から、東北大学が主催する「プロフェッション教育研究会第二回大会」に参加していただき、研究発表をしてほしいと依頼がありました。
教育研究会のお誘いの案内状の「はじめの言葉」
何で? とっくに70歳を過ぎた、この私が・・・? と思ったのですが、どうも、その原因は中国の大連市にある東北財経大学での環境に関する講演や同じく中国の天津市で開催された環境フォーラムの事例研究発表、国内では、北九州市立大学での環境問題研究会参加、名古屋市内の大同大学など2~3の大学で、環境に関する講義をしていたので、誰かが紹介し、お呼びがあったのではないかと言うことの様です。
2009年 大同工業大学(現:大同大学)の『大学案内』、教員紹介のページより
『約10年前、ニコニコと笑顔で写真におさまる』
スケジュールは東京羽田空港に集合し、第1・2日目に長野県にある関西電力の黒部第4ダムを見学するバスツアーコースが入っていましたが、それは時間の関係で参加出来ませんでした。第3日目の研究発表会の方はなんだか分らないうちに承諾してしまいました。つまり、発表に当たっての注意書きを読みますと、『発表は英語又は日本語』とありましたので、私は日本語が話せますので、何とかなると、かなり安心して承諾したのでした。
ところが、当日、東北大学の講義室である会場に行きますと、外国人の多いことにまずはびっくり。私の発表は5番目です。そうしたら、ほとんど全ての発表者は英語で発表するのです。アメリカ人も、中国人も、アフリカ系の人もみんな私から見ると流ちょうな英語で、堂々とした態度で発表していました。さらにびっくりしました。
発表内容を聞くのですが、英語なのでさっぱり分りません。発表が終わり、皆さんが感動して拍手や笑い顔をすると、私は周囲をキョロキョロと見て、1~2秒後に、音の出ない軽い拍手をして、ニコニコと笑顔をするのです。大変な目にあいました。でも頑張って、最後まで理解した『ふり』をし続けました。あ~ぁ、疲れた。本当に『場違い』な所へ来てしまったと言う感じです。
私が発表したパワーポイントの第1面
ちなみに、私の発表内容は、愛知県の組織である「あいち資源循環推進センター」のコーディネーターを仰せつかっているので、このセンターが主催している、環境に貢献している企業や教育システムを表彰する「愛知環境賞」の事例(高等学校、小学校の環境教育実践の受賞事例)を発表しました。
発表が終わった後は懇親会です。わぁー、やだなぁー、英語はほとんど話せない。外国人は、アメリカ人、インド人、中国人、インドネシア人、アフリカ地域の人など様々です。75%以上は外国人です。そしていよいよ懇親会が始まりました。
すると皆さん、なんと、ほとんど全員が日本語で会話するのです。え~っ、何で~っ? どうして~っ? 3度目のびっくりです。しばらくして、仲良くなった中国人の発表者(男性です。)に「日本で開催される研究会ですので、なぜ日本語で発表しないのですか。」と聞きましたら、「英語で話した方が間違いないし、全ての人に通じます。この様な場ではほとんど英語で発表します。」と返事をいただきました。失礼しました。
しかし、よくも、こんな『場違いなところ』へ来てしまったものだと、反省することしきりでした。でも、懇親会の席では、多くの外国人と『日本語』でおしゃべりができ、楽しいひとときでした。
翌日には東京にいる息子のところへ行き、かわいい孫と一緒に過ごし、変なところに迷い込み、大変な経験をした『研究会』の疲れをほぐしました。皆様、くれぐれも、『場違いなところ』には行かない様、お気を付けください。やれやれ。
<参考> 『ニコニコと笑顔』 について
下の記事は、日本経済新聞のコラム記事です。昔から『笑う門には福来たる』と言われている様に、笑いは免疫力を高めるようです。学生時代はトンチンカンな会話で私たちを楽しませた「ひょっこりひょうたん島」を見ていました。今は毎週日曜日午後5時30分からの、「笑点」を見ています(見られない事情がある場合は録画します)。皆さんも、常に笑顔で、毎日を楽しくお過ごしください。『作り笑い』でも十分免疫効果があり、長寿につながるようです。
令和2年3月9日発行の日本経済新聞の記事 「こころの健康学」です。