さてさて、皆さまいかがお過ごしでしょうか.新型コロナウイルスの感染拡大で、通常の生活が出来ないと言うご不満でいっぱいのこととご推察申し上げます。
私も同じでありまして、すなわち、休日には家の中に巣ごもりする結果となり、日だまりの南側の部屋で、「読み出しても眠くならない本」を購入して読むことにしました。そこで、今まで読んだ本の紹介をします。興味がおありの方は、是非ご購入いただき、笑いを誘ってください。それでは、はじまりぃ~。はじまりぃ~。
その1 幻のアフリカ納豆を追え!(1900円)
高野秀行著(新潮社)
納豆(なっとう)は日本独自の食べ物と思っている人が多いと思いますが、実は世界中にあるのです。以前、同じく高野秀行氏の著書『謎のアジア納豆 そして帰ってきた<日本納豆>』を読んで、ベトナムからラオス、インド北部、ブータンまで、様々な納豆が作られ、食べていると言う紹介がありました。納豆は納豆菌ですが、それが稲わらに付着しているだけでなく、世界中のほとんどの植物の葉に納豆菌はあると説明がありました。ハイビスカスやバナナ、パパイヤの葉で包んだ納豆などびっくりする種類があるのです。納豆は、調味料という役割があったようです。世界中の海岸地域では、魚を原料にして魚醤(ギョシュ)という醤油を作り、日本では鰹節などを作ります.そして昆布を代表とする海藻も『だし』として用いますが、内陸部では主に、納豆菌で作った納豆という調味料を使っているようです。姿は日本の納豆だけでなく、天日干しして「せんべい」の形にしたもの、また、だんご状に丸め、「ラグビーのボール」の形のもの、これらを長期保存できるようにしたものなど様々です。
今回読みました、『幻のアフリカ納豆を追え!』の中で面白かった部分は、いや、びっくりした部分は、「納豆の原料である豆を煮るため、圧力鍋がないので、普通の鍋で煮るのですが、フタの周りに『牛糞』を詰めて鍋の中の圧力を高める工夫をしている。」と言う部分でした.本当にびっくりです.思えば、アフリカの住居はその壁が牛糞で出来ているという話を聞いたことがあるので、少しだけ納得しました。是非、手に取ってお読みください。牛糞を手に取ってではありません。『本を』であります。目からウロコの世界です。どうぞ。
その2 一度見たら忘れられない奇跡の建物(1800円)
発行 エムディエヌコーポレーション((株)インプレス)
まるで秘密基地のような建物、巨大な生き物にも見えるデザイン、きらびやかなライトアップや外装素材に包まれた外観など、建物そのものがアートです。異彩を放つ世界の名建築、いや、私の芸術に対するセンスからしますと、迷建築としか目に映らないものばかりです。ちなみに、この本の中には、日本国内に設置されている建築物はありませんでした。負けじと、日本の建築家による外国での建築物は1件だけありました。伊東豊雄氏による『中国の台中国家歌劇院(巨大な劇場)』を2016年に設計・建設したものです。
その3 その他
その他にも紹介したい本がありますが、その代表として6冊ばかりご紹介します。私は今まで多くの小説、解説本などを読んできましたが、年齢には勝てず目がショボ・ショボとなり、目が疲れるので、出来ることなら写真集を、と思いながら、最近では、図表、写真などを多く掲載した本を購入しています。
① 世界の辺境とハードボイルド室町時代 清水克行・高野秀行(対談) (集英社インターナショナル)
② アイヌの祈り 写真 堀内昭彦 ((株)求龍堂)
③ ときめき昆虫学 メレ山メレ子((株)イーストプレス)
④ ホッピー文化論 遠藤哲夫 (ハーベスト社)
⑤ 絶対に行けない世界の非公開区域99 ダニエルスミス (日経ナショナルジオグラフィックス社)
⑥ 日本人建築家が建てた、海外の美しい建築 編著:バイインターナショナル ((株)バイインターナショナル)
①は辺境研究家の高野秀行と明治大学教授清水克行との対話形式の本です.世の中にはこんな国があるのか、本当に日本の室町時代の混沌とした世界だと驚きでした。②は詩的で情緒豊かな、きれいな写真集です。アイヌ文化をもっと理解しなければと思いました。③は変わった昆虫とその変わった生態写真がいっぱいで楽しい本です。④はホッピーと言うノンアルコールビールみたいな東京でしか飲めない清涼飲料水(実際は0.8%アルコール含有です)のお話しです。ホッピーは一般的には『焼酎割り』に使用して飲みます。私も一度飲みましたが、飲み方(焼酎とホッピーの調合割合)が間違っていたのか、すっかり酔ってしまいました。⑤は地球上にもこんな場所があるなんて驚きの写真集です。⑥は日本人が設計した世界の美しい建築物55の作品集です。本当にこんな建築物を日本人が設計したのか、驚きです。表紙の写真を4つ載せました。 是非ご購入し、読んでください。
それではまた次回まで。ごきげんよう。さようなら。